西川善司の3Dゲームファンのための「PLAYSTATION Edge」講座 ソニー謹製プレイステーション 3専用フレームワークが登場! 同時に見えてきたPS3の“今の弱点”

 と、言う事は、これまでの流れは、

  グラフィック処理も CELL でやる。
      ↓
  CELL でグラフィック処理するのは、パフォーマンス的に無理。
      ↓
  泥縄式に、GeForce ベースの RSX を追加。
      ↓
  RSX の頂点シェーダが遅過ぎる。
      ↓
  SPU を頂点シェーダに転用して解決。

こんな、感じかな?

 って、グラフィック処理の一部が、CELL に戻ってるじゃん。

 それはさておき、とりあえず、これで PS3 の開発環境が、他のハードと同じスタートラインに立ったと言った感じだな。

 開発が非常に困難で、サードがろくにソフトを出せなかった PS2 の失敗を生かすのに、これだけ時間がかかったか。本来の発売日を考えれば、一年近く経ってるわけだが、今の SCE の技術力ではこれが限界なのだろうか?

 初期の PS2 の時の投げっぷりに比べれば格段の進化だけど、ハードルが格段に上がってるから難しい所だなぁ。