SFネタ。

 舞台は、人間の電脳化が進んだ未来。

 電脳化が一般的となってから、しばらくのち、新人類とも言える人々が現れる。彼等は、生まれてすぐの電脳化により、親とのコミュニケーションですら、電脳で行うのが常識となっていた。
 よって、彼等は声を持たない。が、彼等はそれでも困らない。ノイズになるとして、聴覚器官を手術により除去する者さえいた。

 彼等の脳は電脳と共に成長し、従来の人間とは違い、文字通り手足のように電脳を扱う。自分の記憶すらも、電脳による通信を通して、外部に持つ。

 物語の主人公は、そんな新人類の一人。

 ある日、彼は事故に遭い、脳を強く打って入院する。怪我自体はぞれほど重くなく、ほどなく、彼は退院するが、その後、彼のの電脳から通信機能が失われる。
 彼には声が無い。字を書く事もできない。自分が陥っている苦境を、他人に伝える術が無い。

 その後、彼はどうなるのか?

 それは、気が向いたら考えます。